国産バイクとハーレーの歴史 | ネイキッドブーム

ネイキッドブーム

ネイキッド 1989年、初期のネイキッドの特徴を幾つか引き継いだCB-1、ヨーロピアンスタイルを踏襲したバンディット、そしてゼファーが登場します。この中で最も大きな支持を集めたのが「性能だけがオートバイの魅力ではない」という姿勢のゼファーであり、終焉を迎えようとしていたレプリカブームに引導を渡し、以降のネイキッドスタイルの方向を決定づける程の一大ブームとなりました。対して1992年、先のCB-1での失敗をふまえながら「性能もまたオートバイの魅力のひとつ」とばかりにホンダはCB400スーパーフォアを投入、ゼファーを凌ぐセールスを記録します。CB400SFに対するカワサキの回答は、ゼファーの高性能化ではなく2年後のZRXの投入でした。また同1992年、カワサキはネイキッドの原点に回帰するかのような前衛的なデザインとZXR400ベースのエンジンを有するザンザスを投入するも、セールスは振るいませんでした。自身が作ったゼファーによって生まれたブームに足をすくわれた皮肉な結果ではあるが、後のストリートファイターの隆盛を見ると登場が早過ぎた悲運の名車であるともいえます。一方ゼファー発売当初は静観の構えを見せていたヤマハも1993年にはXJR400を投入、スズキも1994年にGSX400インパルスを投入し、各社400ccクラスネイキッドの布陣は出揃いました。400ccクラスがきっかけとなったネイキッド人気は、下は250ccクラスから、上はナナハン・リッタークラスまで飛び火しました。このブームは、1990年代半ばのアメリカン(クルーザー)ブームとそれに続くビッグスクーターの台頭によって一応の終焉を迎えましたが、普通二輪のラインナップが手薄な現在の国内市場においては今もってスポーツバイクの主力となっています。

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